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金沢市中央倫理法人会


by rinri_center

2009.6.18日第190回(第2条)経営者モーニングセミナー

 次回 第191回(第3条)経営者モーニングセミナーの御案内
 6月25日(木) 講話者は 冨木医療器㈱ 代表取締役会長
             冨木 昭光 様
           テーマは「私の体験から」

今日も4時半起床。
倫理法人会のモーニングセミナーに急ぐ。
5時5分、役員朝礼。
今日も参加者が多数見込まれるので、接待をきっちりするようにと連絡。
会長あいさつでは、飯山治郎会長が、モーニングセミナーは心みがきの場。
毎回参加する事に依って心の雑草取りになります。
やるほうがいいと思う事と、実際にやることとでは雲泥の差がある。
徹底してやってみる事に価値がありますと話していた。
今日は衆議院議員の馳さんも参加、会員スピーチをした。

本日の講師は北陸財務局長 大森通伸 様
テーマは「金融機関との上手なつきあい方」

おはようございます。
今日は朝早くからの講演という事でラフな格好をしてまいりました。
そうしたら皆さんきちんと背広にネクタイ、少々場違いな格好かなと反省しております。
このアロハシャツは父の日のプレゼントにともらったもので、試着してそのまま着て来てしまいました。
さて財務局の仕事ととうのは、皆様にはなじみが薄いと思いますが、金融機関の裏側を見ている役所です。
お手元にお配りしたパンフレットの1ページをごらんください。
財務局は金融庁の下で金融機関の検査をしています。
金融検査では、金融機関の法令遵守や、貸出金の返済についてのリスク管理を検証し、
その問題を指摘し金融機関の業務の改善につなげる事を目的にしています。

経営状態が良くない企業への貸し出しは、金融機関に取ってリスクが大きくなります。
しかし取引先企業の経営支援のための貸し出しは金融機関が自らの判断で決定すべき事です。
もし金融庁の検査で問題になる恐れがあるので貸し出しは出来ませんと言われても、
そんなはずはない、と言ってください。
各事業主の皆さんも金融機関からの働きかけを待つのではなくて、事業再生などの意欲を
金融機関にアピールして協力をもとめることが大事です。
くじけない前向きな心をもつことが大切です。

また大企業と違い中小企業は環境変化の影響を受けやすく、赤字になりやすいのです。
自己資本が小さいため債務超過になりやすく、財務状況の回復にも時間がかかります。
しかも貸し出し期間が短く、返済期間が来ると再度貸し出しを行うケースが多いのです。
金融機関はそんな中小企業の特質を考え、経営者と企業を一体として考える事が必要だと思います。
金融機関は単なる債務超過ではなく、その実態をよく見極める事が大切です。
経営者の皆さんは技術力と販売力を身につけましょう。
それらは現段階の決算には数値として現れないものかもしれません。
でも将来的には大きな成果をあげることもあるのです。
金融機関は努力する経営者を高く評価します。
経営者がしっかりしている事は、現段階での決算の数字のみにとらわれない柔軟な評価に繋がります。
財務局はこのように銀行の裏から経営者の皆さんを支えています。

本日の参加者は117名 社数は114社でした。
by rinri_center | 2009-06-22 17:34