金沢市中央倫理法人会


by rinri_center

2011.4.14. 第278回(第4条)経営者モーニングセミナー

次回 第279回経営者モーニングセミナーの御案内
 日 時:4月21日(木) 午前6:00~7:00
 場 所:和風中華 招龍亭
 講話者:山成商事(株)代表取締役
      石川県倫理法人会副会長
      七尾市倫理法人会相談役
      山口 成俊 様
 テーマ:『能登の田舎もん・金沢奮闘記』

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2010.4.14 第278回(第4条)経営者モーニングセミナー

本日の講話者は、
陶芸家・空間デザイナー
大樋 年雄 様
テーマ:「ソフトパワー文化」


【会長挨拶】 西川 寛 会長
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先日、金沢法人会の研修に行ってきました。
講師は元宝塚オオシマヤスヨシさん。
阪神大震災時に100億の負債を経験された方でした。
事業承継とは、価値あるモノを次代につなぐ為の極めて(合理的)な”のっとり”である。
講和者の方は、世界で活躍されている陶芸家の大樋さんです。


【講和者紹介】 株式会社エムアントケイ代表  木下 社長
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講話者とは、青年会議所で十数年前に知り合ったのがきっかけです。
その時は未だ、髪の毛がフサフサでした(笑)。
最近はHPでも、その活躍を拝見しています。
(日本語・英語でこまめに更新されています)
11代目、前田藩ともかかわりが深い方です。
いろんな意味で斬新なデザインも展開されています。
これから、石川県から世界にモノを発信していく上で貴重な存在です。
福井の鯖江で眼鏡のデザインも手がけられています。
ギョーザ屋や建築関係までも手がけられてます。
金沢街づくり文化フォーラムにも貢献されました。
他にもプロフィールが沢山ありますので、詳細は本人のお話から。

【講話】 陶芸家・空間デザイナー 大樋 年雄 様 テーマ:「ソフトパワー文化」

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「皆さんのご挨拶を聞いていて、これは(挨拶)をまねた方が良いかなと思いました。」
皆さんの積極的な姿勢を感じました。
毎日が時差ボケのような生活で、もしコンビニを経営したら上手く行くんじゃ、という笑い話も出たりします。
木下さんは尊敬できる先輩です。
工芸家として世界に何を発信していくかという、現在も自問自答があります。
『字統』や『字通』といった辞書に、『命』という字の意味が記されています。
天に対して人が器を持った状態を表し、神に対して我々の命を捧げるというような意味を持ちます。

震災にかかわる話。
工芸家が集まるイベントに参加すると、その一部が義援金になりますので、皆さんご参加下さい。
一方で、メディアに取り上げられると、義援しているという気持ちが薄れます。
自身もかつて、被災を経験しています。
居た場所のちょっとした違いで、現在も生きてる自分があるのかという思いです。


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芸術の世界に、スポーツでいう五種競技みたいなものがあります。
5感を研ぎ澄ませて感性を競う芸術家の競技です。
お香を「きく」といいます。
集中する時は、目を閉じますよね。
逆に、自分に入れたくない時も(目を閉じる)。
食べるじゃなく、食する。
その行為には、4つの感覚を使っています。
5感が研ぎ澄まされる程、集中して一瞬に表現します。
木を見ただけで、轆轤を回した時に木目がどのように表現されるかがわかるようにもなります。
良いことをすると必ず悪く言う人がいるが、そこ(悪い部分)だけを聞くのは論外で、良いところをきいて取り入れるようにしています。

~ ここから先はプロジェクターを使用 ~
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震災後、日本人の心が一つになりました。
祭りの『示』は、三本足の机。
上の部分は人が天に捧げる状態。
裏千家も大樋流も似ています。
「祈る」「命」をテーマにしたモノづくりです。
(写真で水差しが表現している意味の説明)
古い所の何処を削って何処を残すか?を空間デザインのポイントにしています。

金沢という街を考えてみます。
金沢と京都と東京(江戸)。
cf.NEW YORK。
金沢は”小京都”ではなく、オリジナルです。
命がテーマ。
立地条件では、金沢は裏日本とされます。
排他的?の感が持たれますが、しかし表側は、何も気づかないという面もあります。
江戸と同じにはなりたくないが、学ぶ所は徹底的に学ぶ姿勢があります。
当時から風水も取り入れています。
お茶を広める意味は、道徳を広めていることです。
秀吉(表)と前田(裏)の関係。

四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)を方位に取り入れたり、歴史的に見ても、風水を元に作った街は被災していません。
日本の名刺サイズは約5:8(黄金比率)。
徳川ではなく江戸というのは、エドという人が風水をもとに江戸城を設計したものです。
金沢も、真似て用水を設計しています。
→器や家の門に渦のデザインが取り入れられる。
センソウの命日1月23日にちなみ、毎月23日にお茶会が開かれています。
いっぱいのお茶を「拝見」できる状態になってもらえるかがポイントです。
椀を持って帰ってもらいます。
そのまま渡すと「台」なし。←語源
茶碗献上だけでも、6つの工芸が係わっています。
1つ1つの意味を考えないと、工芸は伝わらないと思います。
粘土はタダ?と言われますが、混ぜ合わせて作るため、とても大切なものです。
落とすとまた水を加えて作り直します。
作業前には必ず、全従業員で神棚にお参りしています。

(スライドにて作品の紹介)
山に登ると詩か俳句を作って、作品と共に展示しています。
世界の景色を器に表現したりしています。
間に他人の手を介さず作り上げるという”陶芸家”としてのこだわりがあります。
他には建築を”プロデュース”。
着物や眼鏡もデザインしています。
欄間は、ベッドに利用しています。
現代アートを取り入れたお茶会なども開いています。
祈りをテーマにしたイベント。
震災・911テロの場にて。

最後に。
文化、工芸にはsoft powerがあります。
21世紀美術館にも、是非、おたちよりください。


小生は正直、芸術には疎いのですが、1つ1つのモノがもつ意味やルーツの説明を聞くことができ、自分にとってとてもプラスになる講話だと感じました。
個別に、いろいろとご教授頂きたいと思いました。
とても有意義な講話を、ありがとうございました。




セミナー入場無料! 

   セミナー終了後、参加者交流の場として朝食を御用意しております。
   朝食500円(バイキング形式) ドリンクのみ200円
   お誘いの上、たくさんの参加お待ちしております。

掲載・文:北川喜隆 写真:赤土俊介
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by rinri_center | 2011-04-25 09:35