金沢市中央倫理法人会


by rinri_center

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今朝も4時半起床。
日本一をめざす5月のビッグイベントも今週で最後。
最後の講師は全国から年間130万人が訪れる、金沢の新名所「金沢21世紀
美術館」の館長さんです。
朝の6時からのセミナーにも関わらず、どんどん参加者が増え、開始2分前には
最後部のイスまでほぼ満席の状態です。
会長あいさつでは小原会長が、こんにゃく畑というゼリーがありますが、あれを
食べると太りますよ(笑)という発言で会場を湧かす。
実は小原会長の会社はこんにゃく屋さん、全国のコンビニのおでんのこんにゃく
を作っている大きな会社なのです。
今度発表する新製品がチョコでくるんだこんにゃく「チョコんにゃく」というのだ
そうです(笑)
うちの業界は大変遅れている業界で、規模も小さく廃業してゆく業者も多いです。
でも、そんな業界だとみんな勉強しないんです。逆にその中でがんばれば大きな
成果が期待できます。
現状にあきらめず、発想を転換しましょう。

本日の講師は、金沢21世紀美術館館長 秋元雄史様
正面にプロジェクターをおいて、パソコンを自分で操作しながら講演されました。
私は金沢に来る前は、瀬戸内海の小さな島「直島」というところで現代アートの
活動をしてきました。
1991年当時は、島民3500人、それでも瀬戸内海では中規模の島です。
この島は国立公園にもなっており風光明媚な自然に囲まれています。
1991年に美術館が出来、1995年頃から町にアートの場が広がり2006年には
島全体を会場にした大きな展覧会を行いました。
この写真をご覧ください(古びた商店の写真が映し出される)
これは「落合商店」というアート作品です。
昭和30年代、どこにでもあった何でも売っている商店を復活させてアートにした
作品です。並んでいる商品は作家の手作り、また古い在庫も並べてあります。
他にももと歯医者さんの家だった趾、なくなった幼稚園の趾などを、手を加えて
作家がアートにしてあります。
この展覧会には島民の方がボランティアで協力していただきました。
人口が少なくなり、荒廃してゆく風景を美術の力で再生する。
これが、この展覧会の目的です。

町に人が少なくなるという事は、自信をなくしてゆくということです。
自分が住んでいるところが良いところだと言う気持ちが萎えてゆきます。
そんなところに外から若者が沢山来て活動を始める。私は島民(といっても70才
や80才のおじいさん、おばあさんですが)と若者とでチームを組んでもらい、
いっしょにボランティアをしてもらいました。
最初はすごく抵抗があったのですが、一ヶ月も経った頃からすごく仲良くなり、
老人の方がすごく生き生きとしてきました。
この組み合わせは年齢差があっても、男女のベアが効果的です。
やはり女性は男性の前だと、だらしない姿を見せないし、男性も若い女の子の前
だと生き生きとしてきます。
最後の方は、携帯も持ってなかった老人が若者相手にメールを送ってました(笑)

現代美術というのは、よくわかりません。
ただ、人が楽しく生きてゆくための役割を美術は持っています。
そこには年齢、男女、国籍の垣根はありません。
美術作品は人がいて、見てもらって初めて成立するものです。
10月に金沢市内で行われるアートの展覧会も、街の中に出てゆきます。
それは単に美術作品を並べるだけではなくて、人が主役になる展覧会です。
金沢にいい暮らしを残してゆくために。
美術にもまだまだ、やれることがあります。

本日の出席者は194名 170社でした。

 次回の経営者モーニングセミナーの御案内
 6月5日(木) 講話者は 懐石 つる幸 若主人
                河田 康雄 様
        テーマは「おもてなしのこころ」


 6月12日(木)は会場の都合でお休みです
 6月19日(木) 北山クリニック院長  北山 吉明 様
 6月26日(木) NHK金沢放送局局長 村瀬 陽太郎 様
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by rinri_center | 2008-05-31 19:56
今朝も4時半起床。
5月の日本一を目指すモーニングセミナーも今日で4回目。
依然役員の皆さんの士気は高い。今朝の役員朝礼も広い会場の端から端まで、
ずらりと役員が並んだ。
会長あいさつでは小原繁会長が、次女が参加した身障者とのマラソン大会で3位
に入賞した話を引用された。3人姉妹の中にあってほめられる事の少なかった
次女が、ほんとうに嬉しそうだった。
人は成功体験によってしか成長しない、社長はいかに部下に仕事をまかせて成功
させるかが仕事です。

本日の講師はMRO北陸放送 社長白石恵一様
地元金沢の民放の代表、ある意味金沢の顔でもあります。
テーマは「再び「変わる」について考える」

私は一昨年の12月、西野会長に誘われて初めて講演させていただきました。
今回は前回に続いて「変わる」についてお話ししたいと思います。
企業はそのとき置かれた状況に合わせ変わってゆかなければならないという事です。
世の中は日々変わっています、その変化に対応できるかが、とても大切です。
TV (民放)というのは大変恵まれている産業です。
認可制で成長を続け、営業利益も10%以上あります。
私がTBS にいた頃、マッキンゼーと一緒に「CI(コーポレートアイディンテティ)」に取り組む事になり、そのリーダーになりました。
BS(衛星放送)の時代が来ると予想し変革の必要性があると判断したのです。
まず取り組んだ事は自社の分析でした。
400人の外部の人にインタビューし、TBSの事を調べたのですがとても傲慢で問題のある会社だという事が分かりました。
そのような分析の上に改革の提案をしたのですが、当時の社長の予期せぬ交代もあり、次のリーダーの意志で実現実行する事が出来ませんでした。
コマツの会長さんも言っておられましたが、外から見える経営というのは、本当に大切です。
会社の内容を社内外に開示して改革を進める。
MROでも取り組んでいますが、まだまだやることはたくさんあります。

ところで、金沢には老舗100年会という会がありまして、そこの方に聞いたのですが老舗と
いえども味は100年間少しずつ変えているそうです。社会の変化に合わせ、お客様の好みに合わせ、そのかねあいが難しいのだそうです。

昨年10月に起こったアメリカのサブプライムローン問題に始まり、日本の経済はスタグフレーションと言う状況になったと思います。
日本は輸出産業は伸びていますが、規制が増えて内需が落ち込んでおりTV局もその影響(広告費)を大きく受けています。

TV放送は1955年に出来ました。当時は高価だったため街頭TV。
それが皇太子のご成婚や東京オリンピックの時に急速に普及し、ほぼすべての
家庭にTVがある現在のような状態になりました。
衛星放送の時代を迎え、そして次はデジタル放送の時代へと変革してきました。
Googieを始め通信の進展は著しく、放送と通信は新しい時代を迎えており、今後両者の間には様々なやりとりがされてゆくでしょう。
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次にお話ししたい事は、これから一番変化してゆく「環境」の事です。
TBSの秋山さんがソ連のロケットに乗って宇宙から地球を見ました。
「地球はうすいガラスに包まれた美しい星だ!」と言いました。
大気圏の厚さは、宇宙から見ると本当に薄いのです。その中に人類が暮らして
います。46億年の地球の歴史を一年に置き換えると、人類の歴史は大晦日の最後のPM11時58分、たった2分間になってしまいます。
その2分間の間に石油や石炭などの化石燃料を使い果たし、CO2を増大させ、
フロンを発生させオゾンホールを出現させる。
地球の森林は消え、砂漠化し、温暖化し,北極の氷がとけ、太平洋の島国が消滅
してゆくのです。
環境への取り組みが緊急に必要な事が分かっていただけると思います。
MROではエコキャンペーンに取り組んでおり「地産地消」を推進しています。
食料を出来るだけ輸入せず、食べ残しを減らし、地元の物を多く食べる、消費する。
この運動が地域の「エコ」に繋がる事を願っています。

本日の出席者は186名 164社でした。
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by rinri_center | 2008-05-26 21:18
参加者数日本一を目指す、金沢中央倫理法人会。
いよいよ5月の真打ち登場。
世界の「コマツ」会長 坂根正弘様の講話です。
とにかく事前に何人来られるか参加者数が読めない。
もしかしたら300人超えるのでは?とすれば席は?駐車場は?
どう受付して、どう対応するか?役員の皆さんの緊張は大変なものです。
また通常とはセミナーの流れが違う事もあり、その打ち合わせも大変でした。
いよいよ当日の朝。
すでに広い会場には300以上のイスが並べてありました。
f0042690_1813597.jpg5時からの役員朝礼の時も、段取りをなんども確認。心をこめたもてなしが
出来るよう気を配ります。
開始時間も刻々と迫り用意されたイスが次々と埋まってゆきます。
会長あいさつでは、小原会長が一昨年のセミナーの時、県知事の出席があり、
その時にぜひお呼びして講話をお願いしたいと思ったが、今回藤下先生の努力が
実り、やっと来ていただく事が出来た。とにかくコマツは日本でもダントツの優良企業。
日本のダントツを目指す倫理法人会にふさわしい講師だと思います、と言われました。
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講話「コマツの経営改革」
私は年間30回の講演をしておりますが、すべて同じ内容です。
同じ経営の話をしております。
昨年「日経新聞」の日本企業ランキングで1位になりました。2年続けての1位です。
まぁ、人も企業も旬のうちにという、日経さんの想いがあるのでしょう(笑)
私は「知行合一」知識と行動は合わせてひとつ。この言葉を大切に思っています。
昨年のコマツの売上高は2兆2.430億円、利益は3.328億円でした。
現在コマツではさまざまな製品を作っていますが、この巨大なトラックのタイヤ
は直径が4m、タイヤ一本が700万円します。トラック一台が5億円になります。
(プロジェクターに取り扱い商品の説明が表示される)
よくブルドーザーは環境を破壊する機械だと言われてきましたが、コマツはCSR
(社会・環境)活動にも力を入れていて全世界に桜の苗を植えています。
また地雷処理の機械も作り、世界中に埋設された地雷を除去しています。

これからの世界の動きですが、建設機械の稼働率は日本がいちばん高い。
次がアメリカ、そして中国です。日本やアメリカ、ECではこれから建設機械の新規需要
はないでしょう。ほとんどが保守や修理、買い換えになります。
これから伸びてゆくのは先進国ではなく他の地域、中国やアジア、アフリカなど
です。特に中国では突然需要が前年の倍になるくらい劇的な伸びがある。
日本は少子化と言われていますが、世界の人口は確実に増えています。
現在の65億が、すぐに95億にまで増える。
特にアフリカ中近東で増える。
そうすると都市化が進む、人は都市に住んだ方が効率が良いのです。
人がまとめて住むと鉄・電気が必要になり、食料と水が不足します。
さらに地球環境が問題になり、都市の整備が必要になるでしょう。

コマツの経営改革
うちの強みは、みんなが一緒になってやることです。
日本人は農耕民族としての資質があり、連携の強さときめの細かさの両方を併せ
持っています。一社単独では難しい事も、協力企業との連帯によって可能になります。
コマツは「経営の見える化」を目指しています。
経営の内容が誰にでも見える。もし悪いところがあっても、ここが悪いと見えれ
ば直せばいいわけですから、安心が出来る。
何事も隠さずハッキリと見える事が大切なのです。
政府の政策も同じ事、道路や年金、ギョーザ事件まで国民に見えないからこそ
おかしな事になるのです。
「見える化」は「誠実」にも繋がります。見える企業とつき合いたいと取引先も
思うのです。
そんな企業のトップは現場主義でないとダメです。
トップダウンは大切です。社長にしか言えない事があるのです。
値引きしろと言われて20%利益がないとダメなとき、商売を断ってこいといえる
のは社長だけです。そうすると工場の稼働率が落ちるとか作る物が無くなると
か、心配する中間管理職には、その決断はできません。
もちろんミドルダウンも必要です。人材育成とは「知行一致」仕事をしながら
動きながら考える。コマツの役員は27人中、海外経験者が18名います。
今コマツの機械は燃費では世界トップを目指しています。
どうすれば、騒音、熱に奪われるエネルギーを仕事に使えるか。
ひとつひとつ地味な研究の積み重ねです。
これからは、必ず日本海の時代が来ます。
日本はアジアに目を向けていかなければなりません。

最後に松井選手と談笑している写真がスクリーンに映り講演が終わりました。
共に世界のトップで活躍するお二人、さぞ話が合った事だと想像できます。
最後に花束と記念品の贈呈がありました。
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本日の参加者は239名 216社でした。

 次回の経営者モーニングセミナーの御案内
 5月22日(木) 講話者は 北陸放送株式会社 代表取締役
                 白石 惠一 様
          テーマは「再び『変わる』について考える」
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by rinri_center | 2008-05-19 05:39
今朝も4時半起床。
今回は日本一を目指すモーニングセミナー月間2回目。
なんと石川県知事谷本政憲様の登場です。
会場にみなぎる緊張感、役員朝礼も気合いが入り、細かいところまでチェックが
入ります。
会長あいさつでは、小原会長が先日フルマラソンを完走した結果を発表。
子供の頃は運動音痴で、かけっこもビリ、逆上がりも出来なかったのが今出来る
ようになった。いつかはやれるようになると思えば、苦手も「大切な宝物」にな
りますと。これこそ、発想の転換。なるほどと思いました。

さて現役の県知事谷本政憲様の今回のテーマは
「県民の安全・安心の確保 ~能登半島地震からの復興に向けて~」
おはようございます。
昨年の2月22日にもこのセミナーに出席させていただきました。
私は早起きは苦になりません。毎朝5時には起きて兼六園や金沢城址公園を
ウォーキングしています。以前医者に運動不足だと言われ、それ以来夜型の生活
が朝型に変わりました。今では朝5時に起きて夜10時に寝るのが日課です。
その成果として5年かけて5Kg体重が減りました。目標は結婚前の体重に戻す事で
す。

お手元の資料に基づいてお話をさせていただきます。
昨年の3月25日、能登半島を襲った大地震は震度6、住宅被害、全壊家屋686棟、
半壊家屋1.740棟、一部損壊26.942棟。
ところが人的被害は重軽傷者338名、死者は1名のみというものです。
その1名も住宅の下敷きではなく庭の石灯籠が倒れた下敷きになったというもの。
専門家に言わせると、この死者の数字は奇跡に近いものだと言われました。
なぜ、ここまで人的被害が少なかったのか?
奥能登地域の特長である「家庭の情報を互いに共有している生活」が良かったの
だと思います。また地域の絆が強く、人の安否確認も3~4時間のうちにすべて出
来た。
能登の良き特性が、十二分に発揮されたのだと思います。

当時私は知事官舎にいましたが県庁へ直行、10時半には災害本部を立ち上げまし
た。
同時に現地にも災害本部を立ち上げ副知事を派遣しました。
そしてすぐにヘリで現地視察に飛びます。
ただ、上空からではよくわからないため、輪島から門前地区へは車で移動。
帰りは夜になったので車で戻り、翌朝またヘリで現地入りです。
被災地を視察して良く分かったのが二次被害を出さないようにする事でした。
被災者にはお年寄りが多く、体育館とか公民館に収容されてはいますが、まった
くプライバシーがなくストレスが大きい。
そのため、まずそのお世話をする事、そして医師や看護婦、ケアスタッフを派遣
する事。そして出来るだけ早く仮設住宅を建設する事でした。

また能登の主力産業は観光です。
和倉温泉の被害も大きかった。ゴールデンウイークを目前に控え、このままでは
風評被害で能登の観光業者は壊滅する。そんな危機感を覚え、また旅館の組合か
らもなんとかGWまでに、寸断された能登有料道路を開通してほしいとの要望があ
りました。
あと一ヶ月しかありません。
まともに手順をふめば一年はかかる大工事です。
すぐに土木部全員を招集し会議を行いました。
そして出た案が、8カ所の迂回路を造るというものでした。
しかしそのためには、契約を入札から随意契約に変更しなければならない。
競争入札をやっていたのでは手続きだけで一ヶ月があっと言う間に経ってしまう。
これをやらせてくれと、土木部から要請がありました。
しかもその上,24時間の突貫工事でなければ出来ないわけです。
これを決断しました。
ただ、将来を見越して4車線分の用地を買収してあったため、迂回路の用地はな
んとか確保できていました。
さらにGW向けに映画「つりバカ日誌 能登編」に出演された西田敏行さんと三国
連太郎さんに、新聞の全面広告のPRキャラをお願いし、ノーギャラで出演してい
ただけました。広告料も大幅割引していただき、能登は元気ですをアピールしま
した。
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現在、能登の住宅復興率は75%
これも分かりやすいようにモデル住宅を建設し工費1300万のうち800万を県が負
担。残り500万は住宅金融公庫がローンを組み、親に代わって地域に住んでいな
い子供でもローンを負担できる「親孝行ローン」というのを作りました。
地場産業の復興も順調で約三分の二の業者が復興できました。
観光客も今年のGW前で85%の回復。
能登地震復興支援映画「能登の花ヨメ」の上映。
能登ふるさと博の開催、加賀温泉との共同キャンペーンなども開催します。

この復興のスピードは、被害の大きさに比べると実に奇跡的な復興だと思います。
貴重な体験談のお話を伺い、参加者から大きな拍手が贈られました。
本日の参加者は176名 参加社数は158社でした。

 次回の経営者モーニングセミナーの御案内
 5月15日(木) 講話者は コマツ 代表取締役会長
                  坂根 正弘 様
           テーマは「世界の動きと石川の活性化」
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by rinri_center | 2008-05-11 12:10
今朝も4時半起床。
いよいよ5月の天王山モーニングセミナーの始まりです。
日本一を目指すため、役員の皆さんが一致団結、総力を振り絞って豪華な講師
陣、熱心な集客、万全の会場準備を整えてきました。
みんなが込める想いは、この時点で、すでに日本一だと思います。
会長あいさつで、小原会長が日本一をめざす意気込みを語り、また北國銀行さん
が地元の中小企業のために国といっしょにファンドを作り、農作物の無駄のない
利用のため努力しているという話をされていました。

さて本日の講師は、その(株)北國銀行頭取 安宅建樹様
すでに広い会場は満員の参加者でいっぱいです。
テーマは「サブブライムローンと地元経済の関係について」
昨年の講演の時は頭取になって半年を振り返ってというものでした。
今年は、対応が遅いと言われている北國銀行のイメージを一新し「やってく北國」
というテーマで何事にもチャレンジしてゆく決意であります。
皆様はサブプライムローンのことをご存知でしょうか?
社長様が多いこのセミナーですから、当然よく知っていらっしゃる方も多いと思
います。
でも、この事件の背景や世界で起こっている事件とが、どうかかわっているか?
なぜここまで大きな問題になったか、そして中近東との関わりはとなると、首を
傾げる方も多いと思います。
この事件を単体で見るのではなく、世界的な目で総合的に見る事が必要です。
サブプライムローンとは、アメリカの低所得者向けの住宅への借り入れに対する
投資のことです。私は1988年から1992年までニューヨークにいましたが、アメリ
カ人は行ってみればヤドカリのようなもので、住まいを生活や所得に合わせて次
々に代わってゆく人たちなのです。
2人で同棲し暮らし始めるとアパート、結婚すると一軒家に、そしてその家の価値
を高めて所得が増えるとその家を売って、さらに大きくて立派な家に移り住む。
そういう暮らしをほとんどの国民が当然のように行ってきました。
家賃の半分は税金、固定資産税も日本と比べて非常に高い。
アメリカでは家の資産の価値が非常に大切なのです。
1991年湾岸戦争で底を打ったアメリカ経済も、その後ずっと拡大を続けてきまし
た。
グローバル化、IT革命を背景に経済は拡大し、家の価値、資産も増えて、増えた
資産をもとに銀行がお金を貸してくれ、その分を消費にまわすというサイクルを
繰り返してきました。これがまた経済の成長になって来た訳です。
ほとんどのアメリカ人は家の価値が下がるなんて思いもしなかったのです。
バブル前の日本の「土地神話」とまったく同じ状況でした。
ところが2005年以降、家の価格が下がり始め金利も上がる。
当然返済できなくなり、延滞率も20%を超えました。
ざっと200万世帯。バブルがはじけたわけです。
現在延滞者は年150万人ずつ増えていると言われています。
このような経済の「バブル現象」は歴史上なんども起こっています。
1 ひとつは希望的観測、土地神話と呼ばれる思い込み。
2 金融機関の甘さ、曖昧な審査で貸すこと。競争もあります。
3 投資家が本当の事を知らないという事。勉強不足ですね。
これらが、投資の増大を生み、バブルが弾けたときに負のスパイラルとなって損
失がどんどん増えるわけです。
銀行も大変です。自己資本比率がどんどん下がります。
本当は8%ないといけないのですが、増資しても増資しても足りない。
しかたがないから貸し出しを減らす、お客様から回収して自己資本を増やす。
これが金融不安に繋がる。アメリカ経済は現在大変厳しい。

では、日本も同じように大変かと言うと、すこし違う。
もちろん個人消費は厳しいですし、内需も大変ですが、アメリカ経済の影響だけ
を受けているわけではありません。
中国、東南アジア、インドなどと連携して動いている。
中国の輸出もアメリカが大きいですから、当然影響もありますが、アメリカだけ
に依存して日本の経済が動いているわけでは無くなりました。
これを「デ・カップリング」と言います。
しかし資材、原材料の高騰は続いています。中国からの食料品の輸入、国際的な
食料品の値上がり、石油価格の高騰もある。
地方の経済は大変です。
これからも地元の銀行として北國はがんばってゆきます。
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本日の出席者は184名 160社でした。
3月の皆勤賞は31名です。

 次回の経営者モーニングセミナーの御案内
 5月8日(木) 講話者は 石川県知事
                 谷本 正憲 様
          テーマは「今後の石川県政について」
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by rinri_center | 2008-05-05 04:54