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金沢市中央倫理法人会


by rinri_center

ブログ移行のお知らせ


永らくご愛顧頂きました金沢市中央倫理法人会のブログは、2011年5月1日をもって、新ブログに移行することとなりました。

新ブログURL : 
http://rinri-ishikawa.com/blog/chuou.html
 
引き続きブックマークを変更頂き、新ブログでの報告をお楽しみください。

いつもご覧いただきありがとうございます!

# by rinri_center | 2011-05-09 02:20
2011.4.28. 第280回(第6条)経営者モーニングセミナー

本日の講話者は、
(社)倫理研究所 常任理事 普及本部長
中西 浩 様 
テーマ:殻をぬぐ

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【会長挨拶】 西川 寛 会長
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昨日27日の倫理経営講演会に、多数のご出席をいただきましたことにお礼のご挨拶を
されていました。

【会員スピーチ】 福井銀行松任支店 金沢市中央倫理法人会 南部一美 幹事
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【講話】 
本日の講話者は、(社)倫理研究所 常任理事 普及本部長 中西 浩 様 です。

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はじめに東北地方の大震災について、話を始められました。

今回の地震は阪神大震災の時に比べて被害が広範囲に及んでいます。
また被災地域が鉄道の駅から離れているところが多く、場所によっては100キロほど離れています。

 また東北の方は表情が硬い方が多く、こちらが話をしましてもなかなか笑顔を見せてくれません。
自分の話が面白くないのかなあと思ったことがあると話されていました。
そのため今回ボランティアで行かれている方々は大変で、様々な戸惑いもあると思います。

その後、山形県の話しをされました。

山形県は典型的な東北の県です。最上川の源流があります。
日本の他の大河は複数県に渡って流れますが、この最上川が流れている県は、唯一の山形県だけです。
山形県には、
おいたま(米沢市周辺)、おらなか(山形市周辺)、庄内(酒田市、鶴岡市)、
最上の4つの地域ブロックがあります。

県民気質は「じみちに、こつこつ」といった感じです。

それは山形の倫理法人会を見てもよくわかります。
山形県の倫理法人会は、普及拡大をとっても、大きく下がる事がありません。

他県の倫理法人会ですと、年度末の9月をピークとして、その後、会員者数が下り坂になるということが多いのですが、山形は「じみちに、こつこつ」という言葉が示すように、こつこつと会員者数が少しずつ増えているとのことです。
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鬼怒川温泉など、関東の温泉地も今回の大震災の影響で、多くのキャンセルが出たそ
うです。中には48年で初めて休業している旅館もあります。

ここで中西様が画家の相田みつおさんが常宿にしている、伊香保温泉のある旅館での
エピソードを話されました(伊香保温泉は旅館約60件のうち、38件は倫理法人会の会
員だそうです)。

もう40年も前の話で、中西様は研修会でその旅館に宿泊されていました。
中西様はその旅館の壁に飾ってあった、相田さんの色紙の前で立ち止まられました。

そこには「人の為と書いて、偽りと読む」と書かれていたそうです。

その時、中西様は(人の為と言っても)結局、自分の為なのだなあということを悟られ、研修会よりも1枚の色紙のほうが説得力があったと話されました。

最後に「殻をぬぐ」ということは、どういうことか話されました。

中西様はあるレストランを経営する、中学校しか卒業していない青年の話を引き合いに出されまして、「殻をぬぐ」とは自分の纏っているもの(しがらみなど)をむしりとり、新たなことにチャレンジすること。

人は年とともに、その年齢にふさわしいように成長していかなければならないと話されました。

現在、仕事で苦労している人は、過去に成功を経験している方です。

以前はこれで(このやり方で)よかったと、過去のことに固執しているのです。
過去のことから脱却し、常に環境の変化に対応できるように、日頃から努力することが必要なのです。

中西様、ありがとうございました。





セミナー入場無料! 

   セミナー終了後、参加者交流の場として朝食を御用意しております。
   朝食500円(バイキング形式) ドリンクのみ200円
   お誘いの上、たくさんの参加お待ちしております。

                            文:田中 千博 写真:赤土 俊介
# by rinri_center | 2011-05-06 10:39
2010.4.21 第279回(第5条)経営者モーニングセミナー
本日の講話者は、
山成商事(株)代表取締役
石川県倫理法人会副会長 七尾市倫理法人会相談役
山口 成俊 様
テーマ:『能登の田舎もん・金沢奮闘記』

【会長挨拶】 西川 寛 会長
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先日、後継者倫理塾にオブザーバーとして参加しました。
汗をかいているような、凛とした雰囲気でした。事業継承は後継者にとって、不安や違和感、ある種の気持ちの悪さと向き合うことになります。
私自身が後継なので分かります。同様の悩みを抱く仲間と一緒にやって学ぶことは良いことです。
彼らの新たな出発に、皆さんもエールを送ってほしいと思います。

【会員スピーチ】 新保 均 氏
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2月に富士研究所に行ってまいりまして、その際に万人幸福の栞の読み方の一つを教わり、良いなと思ったので紹介します。
自分の名前で読むということです。
例えば「運命を切り開くは己である。境遇をつくつも亦自分である。己が一切である。努力がすべてである。やれば出来る。」という一節の「己」や「自分」の箇所を、自分の名前に置き換えます。
自らやることがいかに重要かを感じます。

【講和者紹介】 ナナオPCネット代表 宍戸 紀文 様
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七尾市倫理法人会の初代会長であり、その礎を築かれました。
頭の回転は速いし、ユーモアがあって大変面白い方です。


【講話】 山成商事株式会社 代表取締役社長 山口 成俊 様

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東日本大震災について思うのは、我々は心を入れ替えなければならないのではないか、ということです。
正直さ、和の精神、勤勉さ。もともと日本人が持っていた道徳的な価値を失ってきてしまったひずみが生じている今の社会に対して、もう一度ゼロから出発しなさい、という天のメッセージかもしれません。被災者には出来る限りの支援をしなければなりません。

昭和38年、父が七尾でスーパーマーケットを開業しました。
それまでは魚の卸をしておりましたが、商売を安定化させようとスーパーを始めました。
アメリカから日本にスーパーが初めてやってきたのが昭和30年ですから、それからたった八年というのは魚屋のオヤジにしては早い方だったと思います。

父は52歳で亡くなり、私は大学を卒業した翌年24歳の若さで会社を継ぎました。
だから後継者でありながらも半分は創業者です。
現在のどんたくは、能登で十店舗、金沢に一店舗あります。6月には新しく西金沢に一店舗できます。

ずっと能登でやっていこうと考えておりましたが、金沢進出を決断しました。
能登は少子化・高齢化・過疎化が進み、今後10年で二、三割も人口が減ります。
スーパーにとって、胃袋が減ることはパイの縮小を意味します。七尾は6万人、金沢は46万人。
商圏を考えれば、金沢に出るほかないと考えるに至りました。

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スーパーは2000坪のまとまった敷地が必要ですが、都市部での用地確保は難しかった。
また能登と違ってライバルも大勢です。というのも敵はスーパーだけではないから。
コンビニ、昔ながらの八百屋、ホームセンター、シメノさん、ネット。
中でも最大のライバルはレストラン。胃袋を満たすものは皆ライバルなんです。
都市のやり方ではスピードが大事で、会社の中ではスピード、スピードとしょっちゅう言っています。

また金沢の出店によって、事業の戦線は150kmに間延びすることになりました。
すると目が届きにくくなる。
危うい状態です。だからといって本部からの管理を厳しくする、という対処も時代錯誤です。
ここは現場の創意工夫を活かす方針を採りました。

ニーズではなくウォンツをいかに提供できるか。
皆さん、車や時計は持っているので、今更要らないと考えますよね。
でもハイブリッドなら、あるいはクラフトマンシップなら欲しいかもしれない。
「それなら欲しいな」と思う、これがウォンツです。ニーズを売るなら価格に訴えるしかないですが、ウォンツであれば値段は関係ない。
安いにこしたことはありませんが、「どこよりも安く」を目指して価格競争でディスカウンターに勝つのは無理があり、どんたくの規模では中途半端です。
ましてそれは私の経営スタイルでもありません。

とんでもなく安い、ではなく、とんでもなく楽しいを。
ディズニーランドのような、そんな売り場をつくろうと思います。
光、音、におい、店の中でいかに本物感、リアルを演出できるかを考えています。

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スーパーでは本当にありがちですが、
従業員は、ロス、日付、欠品、品揃え、帳面、発注…つまり管理ばかりに頭がいっぱいになってしまい、お客様を見る余裕がなくなります。
それは真面目に仕事に取り組んだ結果であっても、お客様を悲しませ、がっかりさせます。
前垂れ精神をもたないといけない。
私たちの仕事はただ売り場をつくることではありません。

私たちの本当の仕事とは、お客様を楽しませることであり、喜ばせることです。




セミナー入場無料! 
   セミナー終了後、参加者交流の場として朝食を御用意しております。
   朝食500円(バイキング形式) ドリンクのみ200円
   お誘いの上、たくさんの参加お待ちしております。


掲載・文:千明公司 写真:赤土俊介
# by rinri_center | 2011-04-28 12:07
次回 第279回経営者モーニングセミナーの御案内
 日 時:4月21日(木) 午前6:00~7:00
 場 所:和風中華 招龍亭
 講話者:山成商事(株)代表取締役
      石川県倫理法人会副会長
      七尾市倫理法人会相談役
      山口 成俊 様
 テーマ:『能登の田舎もん・金沢奮闘記』

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2010.4.14 第278回(第4条)経営者モーニングセミナー

本日の講話者は、
陶芸家・空間デザイナー
大樋 年雄 様
テーマ:「ソフトパワー文化」


【会長挨拶】 西川 寛 会長
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先日、金沢法人会の研修に行ってきました。
講師は元宝塚オオシマヤスヨシさん。
阪神大震災時に100億の負債を経験された方でした。
事業承継とは、価値あるモノを次代につなぐ為の極めて(合理的)な”のっとり”である。
講和者の方は、世界で活躍されている陶芸家の大樋さんです。


【講和者紹介】 株式会社エムアントケイ代表  木下 社長
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講話者とは、青年会議所で十数年前に知り合ったのがきっかけです。
その時は未だ、髪の毛がフサフサでした(笑)。
最近はHPでも、その活躍を拝見しています。
(日本語・英語でこまめに更新されています)
11代目、前田藩ともかかわりが深い方です。
いろんな意味で斬新なデザインも展開されています。
これから、石川県から世界にモノを発信していく上で貴重な存在です。
福井の鯖江で眼鏡のデザインも手がけられています。
ギョーザ屋や建築関係までも手がけられてます。
金沢街づくり文化フォーラムにも貢献されました。
他にもプロフィールが沢山ありますので、詳細は本人のお話から。

【講話】 陶芸家・空間デザイナー 大樋 年雄 様 テーマ:「ソフトパワー文化」

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「皆さんのご挨拶を聞いていて、これは(挨拶)をまねた方が良いかなと思いました。」
皆さんの積極的な姿勢を感じました。
毎日が時差ボケのような生活で、もしコンビニを経営したら上手く行くんじゃ、という笑い話も出たりします。
木下さんは尊敬できる先輩です。
工芸家として世界に何を発信していくかという、現在も自問自答があります。
『字統』や『字通』といった辞書に、『命』という字の意味が記されています。
天に対して人が器を持った状態を表し、神に対して我々の命を捧げるというような意味を持ちます。

震災にかかわる話。
工芸家が集まるイベントに参加すると、その一部が義援金になりますので、皆さんご参加下さい。
一方で、メディアに取り上げられると、義援しているという気持ちが薄れます。
自身もかつて、被災を経験しています。
居た場所のちょっとした違いで、現在も生きてる自分があるのかという思いです。


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芸術の世界に、スポーツでいう五種競技みたいなものがあります。
5感を研ぎ澄ませて感性を競う芸術家の競技です。
お香を「きく」といいます。
集中する時は、目を閉じますよね。
逆に、自分に入れたくない時も(目を閉じる)。
食べるじゃなく、食する。
その行為には、4つの感覚を使っています。
5感が研ぎ澄まされる程、集中して一瞬に表現します。
木を見ただけで、轆轤を回した時に木目がどのように表現されるかがわかるようにもなります。
良いことをすると必ず悪く言う人がいるが、そこ(悪い部分)だけを聞くのは論外で、良いところをきいて取り入れるようにしています。

~ ここから先はプロジェクターを使用 ~
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震災後、日本人の心が一つになりました。
祭りの『示』は、三本足の机。
上の部分は人が天に捧げる状態。
裏千家も大樋流も似ています。
「祈る」「命」をテーマにしたモノづくりです。
(写真で水差しが表現している意味の説明)
古い所の何処を削って何処を残すか?を空間デザインのポイントにしています。

金沢という街を考えてみます。
金沢と京都と東京(江戸)。
cf.NEW YORK。
金沢は”小京都”ではなく、オリジナルです。
命がテーマ。
立地条件では、金沢は裏日本とされます。
排他的?の感が持たれますが、しかし表側は、何も気づかないという面もあります。
江戸と同じにはなりたくないが、学ぶ所は徹底的に学ぶ姿勢があります。
当時から風水も取り入れています。
お茶を広める意味は、道徳を広めていることです。
秀吉(表)と前田(裏)の関係。

四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)を方位に取り入れたり、歴史的に見ても、風水を元に作った街は被災していません。
日本の名刺サイズは約5:8(黄金比率)。
徳川ではなく江戸というのは、エドという人が風水をもとに江戸城を設計したものです。
金沢も、真似て用水を設計しています。
→器や家の門に渦のデザインが取り入れられる。
センソウの命日1月23日にちなみ、毎月23日にお茶会が開かれています。
いっぱいのお茶を「拝見」できる状態になってもらえるかがポイントです。
椀を持って帰ってもらいます。
そのまま渡すと「台」なし。←語源
茶碗献上だけでも、6つの工芸が係わっています。
1つ1つの意味を考えないと、工芸は伝わらないと思います。
粘土はタダ?と言われますが、混ぜ合わせて作るため、とても大切なものです。
落とすとまた水を加えて作り直します。
作業前には必ず、全従業員で神棚にお参りしています。

(スライドにて作品の紹介)
山に登ると詩か俳句を作って、作品と共に展示しています。
世界の景色を器に表現したりしています。
間に他人の手を介さず作り上げるという”陶芸家”としてのこだわりがあります。
他には建築を”プロデュース”。
着物や眼鏡もデザインしています。
欄間は、ベッドに利用しています。
現代アートを取り入れたお茶会なども開いています。
祈りをテーマにしたイベント。
震災・911テロの場にて。

最後に。
文化、工芸にはsoft powerがあります。
21世紀美術館にも、是非、おたちよりください。


小生は正直、芸術には疎いのですが、1つ1つのモノがもつ意味やルーツの説明を聞くことができ、自分にとってとてもプラスになる講話だと感じました。
個別に、いろいろとご教授頂きたいと思いました。
とても有意義な講話を、ありがとうございました。




セミナー入場無料! 

   セミナー終了後、参加者交流の場として朝食を御用意しております。
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掲載・文:北川喜隆 写真:赤土俊介
# by rinri_center | 2011-04-25 09:35
次回 第278回経営者モーニングセミナーの御案内

 日 時;4月14日(木) 午前6:00~7:00
 場 所:和風中華 招龍亭
 講話者:陶芸家・空間デザイナー 
      大樋 年雄 様 
 テーマ:ソフトパワー文化

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2011.4.7. 第277回(第3条)経営者モーニングセミナー

本日の講話者は、
講話者:九谷焼 鏑木商舗 八代当主
      鏑木 基由 様 
 テーマ:伝統工芸と未来ビジネス ワインからの挑戦
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【会長挨拶】 西川 寛 会長
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『商家の家訓』の本のなかから、家の永続のポイントが6点上げられていましたのでご紹介します。

●家の永続のポイント
1.強欲、不義、無理を排した正々堂々とした経営
2.企業の社会的責任を認識し、売り手よし、買い手よし、世間よしという三方よしの経営
3.先を読み、慎重で堅実な経営
4.用心深い経営
5.お得意様は我が旦那様という信用第一の経営
6.人は城、人は石垣、人は堀といった人材確保の経営

今日講話して頂きます鏑木商舗の鏑木基由さんは、すばらしい変化をし続けてます。たえず、古い物から新しい物への挑戦をされてます。今日の講話を聞くことが楽しみです。


【会員スピーチ】 株式会社 ファロン 太田有彦 さん
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 小幡 謙二(石川県倫理法人会普及拡大委員長)さんの紹介で入会しました。武蔵商店街の青年部長を現在し、人とのふれあいを大切に武蔵を活性することに取り組んでいます。 
人間だけが出来る会話で地域を良くしたい、と爽やかな笑顔で、熱い思いを語ってくださいました。ありがとうございました。

【講話者紹介】 有限会社タムラデザイン 代表取締役 
        石川県倫理法人会広報委員長 田村 隆 さん
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金沢で、鏑木社長は知らない人がいないほど有名な人です。
先見性を持ち、遊び人。それも、必死に遊ぶ、命がけで遊ぶ。
『文化』と『文明』一字違いですが、ここ金沢は豊富な文化があります。鏑木社長は、常に
新しいことに挑戦し、常に世界を見つめている。
伝統工芸は古いものではなく、常に新しいものに挑戦していく最先端の道を進まなければなりません。例えば、九谷焼とガラスの融合は、ワイングラスの複合。つまり、つなぎの技術です。
その伝統の商品を世界に広げようとされている金沢一の遊び人の鏑木社長の話を楽しみにしています。

【講話】 
本日の講話者は、九谷焼 鏑木商舗 八代当主 鏑木 基由 様です。


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昨日は『今 鏑木商補は何が出来るか? 』と言うテーマで
社員ミーテイングをしてました。
それを通じて改めて、社員が鏑木商舗ことを真剣に考えてるなあと思いました。

また、少し前にシンガポール、タイなど出張してきました。
以前から懇意にさせていただいているシンガポールの高島屋社長と3時間ほど話す機会がありました。

「アジアを中心にした30億人のお客様を我々シンガポールは相手にしている。」

シンガポールの人たちの意識は日本人の意識とはかけはなれていることがよくわかります。
このように私どもも世界に視点をおいて、同じプラス発想で、発信しています。
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ここ数年ヨーロッパへ進出し、その結論は、

「向こうの成熟した文化を十分理解したうえで必要なことは向こうに拠点をもつこと」
でした。

何年も向こうで商売したことから、ヨーロッパの陶器の文化には
子供が生まれたら、毎年その子の誕生日に
同じシリーズの陶器を買い足して揃えていきます。
そして、結婚したときにすべて一緒にもっていくのですが
そのシリーズのものが壊れたりしたときには
同じものを一枚からでも買い足していきます。

ということはお店側としましては何十年もかけて
そのシリーズの陶器を安定して、一枚から供給できる体制がそれを必要とするヨーロッパ人の側にないといけません。その体制を整えることができて初めてヨーロッパで商売ができることがわかったのです。

そのようなヨーロッパ進出にともない、
ワインに精通する方々ともご縁ができ、恵まれた環境でワインも判るようになりました。

ワインで生まれた御縁からまた、新しい御縁をいただきました。
ロンドン在住の日本人女性2人なのですが
その二人がその年のワインを表彰するヨーロッパでも大きな会になんと「日本酒部門」を加えることに尽力した方々だったのです。

そこでその日本酒部門ができたことを契機に
新たに日本酒と杯という関係、もともとの原点に立ち返り、九谷焼や有田焼をヨーロッパに対して発信しはじめ、成果が見えはじめてきたところです。

鏑木様は
世界との商いの仕方など、いろいろお話下さいました後に、

「自分はよく講演会に行きます。そこで学んだ良い言葉を皆さんのプレゼントします。今日の話よりこの言葉を持って帰ってください。」

と、講話を終了されました。

以下に鏑木様が特に伝えたいという言葉を載せさせて頂きました。


<鏑木 基由様からのメッセージ>

金を失うことは、人生の少しを失うことである
友人を失うことは、人生のほとんどを失うことである
意欲を失うことは、人生の全てを失うことである


新しい伝統文化を世界に発信し続ける鏑木様のお話は
私たちに世界を意識する大切さを教えてくれました。

鏑木様、ありがとうございます。

モーニングセミナーのご参加をお待ちしております。






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              掲載・文・写真:田中喜久代・赤土俊介
# by rinri_center | 2011-04-10 15:57