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金沢市中央倫理法人会


by rinri_center

2009.2.26日第174回(第3条)経営者モーニングセミナー

 次回第175回(第4条)経営者モーニングセミナーの御案内
 3月5日(木) 講話者は 石川県議会議員
             金沢市中央倫理法人会会員
               下澤 佳充 様
           テーマは「日本のメディアと政治」

 最近好天の時、ああ金沢にも山があったんだなぁと実感させられます。
少し雪の残った山の稜線がくっきりと見えます。 これも温暖化か?
 本日、飯山会長が出張でお休み、西川副会長の会長あいさつです。
NHKのラジオビタミンで得たお話しです。 
ギャル社長で有名な藤田志穂さんのことです。
志穂さんは、高校時代からカリスマ的存在で、自分達の欲しい物を
マーケティングする会社を設立。 ギャルと軽くあしらわれがちな存在で、
大人達からも賛同を徐々に得ていく。
 その志穂さんの一番尊敬する人物は、両親だとか。
外見ではうかがい知れない、たくましさを感じます。
今は軌道に乗った会社を譲り、「イケテル農業」に取り組んでいます。

 本日の講話者は、津軽三味線日本一、明宏会主宰の 一川明宏 様です。
始めに 『飛翔の響き』 を演奏していただきました。 
生の演奏は心に沁みます。
「こんなに朝早くからの演奏は初めてで、緊張しました。」と御謙遜。
全国大会二連覇も、数ある優勝の経歴も一部とか。
 その審査方法も、主催者側の唄い手とのその場の組み合わせで、演奏するそうです。
つまり、唄い手と三味線の即興デュエットが演奏審査と言う事です。
 一川さんの若いときは、ロックと言う畑違いで活躍していました。 
ある時、三味線の『音』の迫力に触れ、今の道に入られた訳ですが、
一川さんはただ三味線を弾く技術の追求だけでなく。三味に関わる全ての事、
例えば民謡の研究。その民謡を調べると仏教につながることになります。
特に北陸の民謡は、北陸の仏教、浄土真宗に関わりがあることがわかります。
布教の節回しが、民謡となる。 石川で生まれた「じょんから」は、
親鸞の流罪とともに、新潟へ伝わる。
その先が「津軽じょんから」につながるのではないか。(一川説)
 二曲目の演奏は 『あいや節』  
一川さんは、三味線を通して、自分とは何者かを考えます。 
なぜなら、判らないことには人には教えられないと言うことです。
そこで一川さんが気づき、自分の人生観となさったのは、 『宿善』 です。
宿善とは、過去に行った善行のことですが、ある事柄を人に説明しても、
理解度が人それぞれ違うように、善の業績も人によって違う。
人は持って生まれた『善』の貯金が違うのです。マイナスで生まれた人は、
がんばって善行を積まねばならない。宿善開発をして、阿弥陀仏の救いに与るのです。自分は何のために生まれてきてのか、それは「世のため人のため」ではないか。
 一川さんは「仁・義・礼・智・信」の五常・五行(ごこう)の内、「信」が大事だと言います。
家庭も会社も、持ちつ持たれつ、信頼関係と言ったところでしょうか。
ともかく、人は限界に出会って「判る」のです。
 一川さんのお子さんに対する教育は厳しく、朝5時に子供と御自身が分担で
掃除を毎日したそうです。朝起きるときはパッと起きる。ぐずぐずしない。
寝起きでその人の『素』が判ると一川さんは言います。
そんな厳しい一川さんも、最近では子どもに教えられる事も多くなりました。
人生一貫して、柔軟に生きておられると言う事でしょうか。
 最後に 『じょんから節』 を演奏されて、会は終了しました。

本日の参加者 52社 56名 でした。



 
by rinri_center | 2009-02-27 20:37