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金沢市中央倫理法人会


by rinri_center

2010.3.25日第277回(第5条)経営者モーニングセミナー

本日の講話者は
 講話者:横笛奏者 藤舍 眞衣 様
 テーマ:「横笛と私」 

 本日も、中野晴行幹事の張りのある進行で、経営者モーニングセミナーが始まりました。
 会長挨拶では、飯山治郎会長が経営されていますコーチングスクールで、受講生と対話を重ねていくセッションでは、受講生が壁にぶち当たったり、堂々めぐりに陥ったときは、視点を移動させ、障害が来ることを前提に話を進めることを指導しているとのことでした。倫理には、壁を打ち破る力があることを実感されています。また、倫理を学んできたことで、経営者からの相談に対しても、前向きに相談にのることが出来、経営者自身が明るく楽しくしているとうまくいくことを伝えています。繰り返し繰り返しやっていくことで、倫理の学びが身に付いてくることを最後にお話しされました。

本日の講話者、藤舍 眞衣 様。

 春らしい爽やかな着物姿で登場された藤舍眞衣さんは、まず朝靄からうぐいすが囀る様子を表現した「うぐいす」という曲を演奏していただきました。
 私が「籐舎眞衣」に、どの様になってきたかを話されました。中学生のころ習いたいと思った横笛を25歳になってようやく習うことができましたとのことでした。祖母、母ともに日本舞踊家の家庭で育った籐舎眞衣さんは、中学生の頃、後に横笛の師匠になる先生と出会いました。その後 祖母の追善の舞台にその横笛の先生が笛を吹いてくださり、籐舎眞衣さんも日本舞踊の鏡獅子を演じたそうです。25歳の時歌舞伎座でその横笛の先生に再会し、遂に入門を許されました。その後毎月東京へ2泊3日で稽古に通いました。宿泊先でも習ったことを復習し、自宅でも、午後8時から午後10時30分までを練習時間に充てました。
 30歳までは、稽古に励み、30歳からはいろんな音と共演し、40歳からはその中から自分に合う音を吹いていくようにしよう。50歳からは指導する立場になろうと目標立てられているとのことでした。
 横笛を習い始めて1年が過ぎた頃に、ニューヨークのカーネギーホールで金沢の祭りをテーマにした演奏が企画され、3名の先輩に混じって演奏をする機会が与えられました。その時に横笛の先生から、カーネギーホールに出演するのだったらと「藤舍眞衣」という名前をいただいたそうです。カーネギーホールで演奏された「八千代獅子」を演奏していただきました。
 笛を習い始めて3年目で、北國新聞文化センターから、講師依頼がありました。師匠に相談したところ、自分の勉強になるからと進められました。文化センターでは、古典ではなく、わかりやすい曲を教えています。
 邦楽はまだまだ敷居が高いと感じられ、邦楽に接するする機会が少ないようですが、30代からいろんなところで吹く機会が与えられ、笛を吹く人口も増えてきました。
 「藤舍眞衣」の名前をいただいてから、邦楽だけでなく、洋楽の方ともいろんなセッションをしてきました。日本の笛は、音程が不安定であり、音が揺らいでいる、洋楽のようにタンギングがないので、音と音が繋がっています。洋楽の勉強をしていると、音の幅が出てくることに気がつきました。笛が主旋律とる曲を作っていきたいと思っています。
 今年のラ・フォル・ジュルネでは、5月3日に「流浪の旅」を演奏されます。
 最近、箏と1対1で演奏をしたときは、指揮者がいないので、間合いと呼吸を合わせるのが楽しみでした。
 邦楽の舞台として日本舞踊と笛をやってきて、邦楽が、自分の身近になってました。
 舞台での演奏がつらい、怖いと思ったときは、自分の心が作り出していることなので、いろいろな思いを脳から消すようにしています。
 最後に「月の下で」を演奏していただきました。横笛を演奏されるときの凛とした姿と穏やかに話をされる姿が印象的な籐舎眞衣さんでした。

 籐舎眞衣さんを紹介していただいた本会の田中喜久代副会長に感謝しています。

本日の参加者は43社47名でした。

次回 第228回(第6条)経営者モーニングセミナーの御案内
 日 時;4月1日(木) 午前6時~午前7時
 場 所:兼六城下町 ホテル兼六 2F
 講話者:損保ジャパンひまわり生命保険(株)
     石川県アームレスリング連盟理事長
     白山市倫理法人会 幹事 佐野 尚士 様
 テーマ:「アームレスリングと私」 

セミナー入場無料! 

   セミナー終了後、参加者交流の場として朝食を御用意しております。
   朝食700円(バイキング形式) ドリンクのみ300円
   お誘いの上、たくさんの参加お待ちしております。

   講話記録  新保 均
by rinri_center | 2010-03-29 21:35