2011.4.28. 第280回(第6条)経営者モーニングセミナー
2011年 05月 06日
2011.4.28. 第280回(第6条)経営者モーニングセミナー
本日の講話者は、
(社)倫理研究所 常任理事 普及本部長
中西 浩 様
テーマ:殻をぬぐ
【会長挨拶】 西川 寛 会長
昨日27日の倫理経営講演会に、多数のご出席をいただきましたことにお礼のご挨拶を
されていました。
【会員スピーチ】 福井銀行松任支店 金沢市中央倫理法人会 南部一美 幹事
【講話】
本日の講話者は、(社)倫理研究所 常任理事 普及本部長 中西 浩 様 です。
はじめに東北地方の大震災について、話を始められました。
今回の地震は阪神大震災の時に比べて被害が広範囲に及んでいます。
また被災地域が鉄道の駅から離れているところが多く、場所によっては100キロほど離れています。
また東北の方は表情が硬い方が多く、こちらが話をしましてもなかなか笑顔を見せてくれません。
自分の話が面白くないのかなあと思ったことがあると話されていました。
そのため今回ボランティアで行かれている方々は大変で、様々な戸惑いもあると思います。
その後、山形県の話しをされました。
山形県は典型的な東北の県です。最上川の源流があります。
日本の他の大河は複数県に渡って流れますが、この最上川が流れている県は、唯一の山形県だけです。
山形県には、
おいたま(米沢市周辺)、おらなか(山形市周辺)、庄内(酒田市、鶴岡市)、
最上の4つの地域ブロックがあります。
県民気質は「じみちに、こつこつ」といった感じです。
それは山形の倫理法人会を見てもよくわかります。
山形県の倫理法人会は、普及拡大をとっても、大きく下がる事がありません。
他県の倫理法人会ですと、年度末の9月をピークとして、その後、会員者数が下り坂になるということが多いのですが、山形は「じみちに、こつこつ」という言葉が示すように、こつこつと会員者数が少しずつ増えているとのことです。
鬼怒川温泉など、関東の温泉地も今回の大震災の影響で、多くのキャンセルが出たそ
うです。中には48年で初めて休業している旅館もあります。
ここで中西様が画家の相田みつおさんが常宿にしている、伊香保温泉のある旅館での
エピソードを話されました(伊香保温泉は旅館約60件のうち、38件は倫理法人会の会
員だそうです)。
もう40年も前の話で、中西様は研修会でその旅館に宿泊されていました。
中西様はその旅館の壁に飾ってあった、相田さんの色紙の前で立ち止まられました。
そこには「人の為と書いて、偽りと読む」と書かれていたそうです。
その時、中西様は(人の為と言っても)結局、自分の為なのだなあということを悟られ、研修会よりも1枚の色紙のほうが説得力があったと話されました。
最後に「殻をぬぐ」ということは、どういうことか話されました。
中西様はあるレストランを経営する、中学校しか卒業していない青年の話を引き合いに出されまして、「殻をぬぐ」とは自分の纏っているもの(しがらみなど)をむしりとり、新たなことにチャレンジすること。
人は年とともに、その年齢にふさわしいように成長していかなければならないと話されました。
現在、仕事で苦労している人は、過去に成功を経験している方です。
以前はこれで(このやり方で)よかったと、過去のことに固執しているのです。
過去のことから脱却し、常に環境の変化に対応できるように、日頃から努力することが必要なのです。
中西様、ありがとうございました。
セミナー入場無料!
セミナー終了後、参加者交流の場として朝食を御用意しております。
朝食500円(バイキング形式) ドリンクのみ200円
お誘いの上、たくさんの参加お待ちしております。
文:田中 千博 写真:赤土 俊介
本日の講話者は、
(社)倫理研究所 常任理事 普及本部長
中西 浩 様
テーマ:殻をぬぐ
【会長挨拶】 西川 寛 会長
昨日27日の倫理経営講演会に、多数のご出席をいただきましたことにお礼のご挨拶を
されていました。
【会員スピーチ】 福井銀行松任支店 金沢市中央倫理法人会 南部一美 幹事
【講話】
本日の講話者は、(社)倫理研究所 常任理事 普及本部長 中西 浩 様 です。
はじめに東北地方の大震災について、話を始められました。
今回の地震は阪神大震災の時に比べて被害が広範囲に及んでいます。
また被災地域が鉄道の駅から離れているところが多く、場所によっては100キロほど離れています。
また東北の方は表情が硬い方が多く、こちらが話をしましてもなかなか笑顔を見せてくれません。
自分の話が面白くないのかなあと思ったことがあると話されていました。
そのため今回ボランティアで行かれている方々は大変で、様々な戸惑いもあると思います。
その後、山形県の話しをされました。
山形県は典型的な東北の県です。最上川の源流があります。
日本の他の大河は複数県に渡って流れますが、この最上川が流れている県は、唯一の山形県だけです。
山形県には、
おいたま(米沢市周辺)、おらなか(山形市周辺)、庄内(酒田市、鶴岡市)、
最上の4つの地域ブロックがあります。
県民気質は「じみちに、こつこつ」といった感じです。
それは山形の倫理法人会を見てもよくわかります。
山形県の倫理法人会は、普及拡大をとっても、大きく下がる事がありません。
他県の倫理法人会ですと、年度末の9月をピークとして、その後、会員者数が下り坂になるということが多いのですが、山形は「じみちに、こつこつ」という言葉が示すように、こつこつと会員者数が少しずつ増えているとのことです。
鬼怒川温泉など、関東の温泉地も今回の大震災の影響で、多くのキャンセルが出たそ
うです。中には48年で初めて休業している旅館もあります。
ここで中西様が画家の相田みつおさんが常宿にしている、伊香保温泉のある旅館での
エピソードを話されました(伊香保温泉は旅館約60件のうち、38件は倫理法人会の会
員だそうです)。
もう40年も前の話で、中西様は研修会でその旅館に宿泊されていました。
中西様はその旅館の壁に飾ってあった、相田さんの色紙の前で立ち止まられました。
そこには「人の為と書いて、偽りと読む」と書かれていたそうです。
その時、中西様は(人の為と言っても)結局、自分の為なのだなあということを悟られ、研修会よりも1枚の色紙のほうが説得力があったと話されました。
最後に「殻をぬぐ」ということは、どういうことか話されました。
中西様はあるレストランを経営する、中学校しか卒業していない青年の話を引き合いに出されまして、「殻をぬぐ」とは自分の纏っているもの(しがらみなど)をむしりとり、新たなことにチャレンジすること。
人は年とともに、その年齢にふさわしいように成長していかなければならないと話されました。
現在、仕事で苦労している人は、過去に成功を経験している方です。
以前はこれで(このやり方で)よかったと、過去のことに固執しているのです。
過去のことから脱却し、常に環境の変化に対応できるように、日頃から努力することが必要なのです。
中西様、ありがとうございました。
セミナー入場無料!
セミナー終了後、参加者交流の場として朝食を御用意しております。
朝食500円(バイキング形式) ドリンクのみ200円
お誘いの上、たくさんの参加お待ちしております。
文:田中 千博 写真:赤土 俊介
by rinri_center
| 2011-05-06 10:39