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金沢市中央倫理法人会


by rinri_center

2008.6.26日第142回経営者モーニングセミナー

今朝も4時半起床
5時5分から役員朝礼。
来月から司会が中野さんから渡辺さんに変わるので、リハーサルを念入りに
2回行う。
会長あいさつでは小原会長が5月の参加社数が全国一になったと報告。
5回平均で174社。このぶんだと年間日本一も達成出来るのではないでしょうか。
こんな会の代表を務めされていただき自分は大変ラッキーだと思う。
前回の北山クリニックさんのお話で3ヶ月続ければ自分が変わると言う話を聞き、
67才でトライアスロンに参加している長谷川さん思い出しました。
自分の可能性を信じて3ヶ月がんばる事が大切です。

今日の講師は、NHK金沢放送局局長 村瀬陽太郎様
テーマは「TV報道について」
おはようございます。
いまNHK金沢放送局では大学生のビデオゼミナールを行っています。
若い人に放送というものを体験してもらうため、もう十数年続けています。
参加者の方に、それぞれ自分の番組を作ってもらうという内容です。
ここでTVの映像の基本を少し解説します。
カメラは人の目線、人がものを見る時の見方を取り入れています。
「パンショット」とは、右から左へ見渡す目線。
「ドリーショット」とはカメラが移動して、ひとつひとつを見て行く目線。
「フィクスショット」とはカメラを固定してじっと見つめる目線。
TVでは「ズームショット」はあまり使いません。
編集のやり方でも、大ロングから中ロング、そしてアップに移る方法と、その逆では
意味が違ってきます。
また生理的なタブーもあります。
細かい映像を挟み込む「サブリミナル効果」や光が激しく点滅する「フラッシュ効果」
などは禁止されています。
話をもどしますが、大学生のビデオゼミナールでは、低床電車を利用する障害者と
古着屋人気の番組を作ることになりました。
大切な事は先入観を持たず、相手の言う事を必ず聞いてみる事が大切だということです。
その立場、立場の意見を素直に聞いてみる事。
古着屋にしても、使う人が「なぜ古着がいいのか」理由があるはずです。
それを考えながら番組を作る事。結論が先にあってはいけないのです。

次に情報の早さと中身の話になります。
スマトラ沖地震の時、現地では大変な被害が出ました。
原因は現地に津波の警報システムがなかったことです。
津波の情報がもっと早く出されていれば、あれほど大きな被害にはならなかった
と言われています。
日本は地震大国であり、津波警報システムでも先進国です。
秋田沖地震では、津波警報まで19分かかっていました。
このときは海岸で遊んでいた小学生14人が亡くなっています。
その後の奥尻島の地震の時も、震源地が近い事もあり発生から3分で津波が襲い、
警報が間に合わず大きな被害が出ました。
現在は発生と同時にスーパーコンピューターが津波予報を計算し、
3分以内に津波警報を流す事が出来るようになりました。
これは、人の生死にかかわる大事な情報をいかに早く伝えるかと言う努力の結果です。
7年前の9.11のテロの時も、ハイジャックされた航空機が国際貿易センタービルに次々に
激突すると言う悲惨な事件ありました。
この時もなるべく早く現地の映像を流そうと大変な苦労がありました。
今は24時間体制でリアルタイムの情報が入ってきます。
事件をリアルタイムで流し、同時進行でTVで見られる時代になりました。
またインターネットでは、匿名の情報や映像が叛乱していますが、これは正確では
ありません。
マスコミは顔の見える情報しかあつかいません。
情報をどう取り扱うか、情報が氾濫する現在マスコミの役割が問われているのです。
2008.6.26日第142回経営者モーニングセミナー_f0042690_17544876.jpg


本日の出席者は106名 出席社数は98社でした。

 次回の経営者モーニングセミナーの御案内
 7月3日(木) 講話者は 人材育成コンサルタント
                加納 光  様
          テーマは「社長のセールス塾」         
by rinri_center | 2008-06-30 17:29